水田土壌の生物的鉄酸化機構の解明に向けた
新奇微好気性鉄酸化菌に関する研究

渡邉 健史
(名古屋大学大学院 生命農学研究科 生物機構・機能科学専攻 助教)

2013年6月14日金曜日

鉄酸化菌

国際科学技術財団より研究助成の支援いただいている私の研究テーマは、
水田土壌で鉄を酸化する(Fe2+→Fe3+)微生物についてです。

鉄の酸化というと、赤さびを思い浮かべると思います。
空気中(溶液中)の酸素によって化学的に酸化される反応ですが、
ある限られた条件下では、微生物の働きによっても鉄が酸化されます。

水田で働く鉄酸化菌がどんなやつか、どこでいつ働いてるのか、
そんなことが明らかにできれば、と思っております。

現在、土壌から鉄酸化菌の培養、分離を目指していますが、
本命にどうやったらいい顔してもらえるんだろう、
と試行錯誤しながらがんばってます。

某マンガの主人公のように、肉眼で微生物が見えて、会話もできる、
そんな能力があれば。。。


4 件のコメント:

  1. 中央農研 渕山です。

    かなりざっくりとした表現で失礼ですが、
    赤い土~鉄酸化物に興味のある今日この頃なので、
    渡邉さんのお話、興味津々です!

    頑張ってください!

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    1. 渕山さま

      返信がずいぶんと遅くなり大変失礼しました。
      ありがとうございます。
      私もまだまだ勉強中で、研究の進み具合もよくありませんが、
      面白い結果がでましたら報告させていただきます。
      また学会でもお話しましょう。

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  2. 岐阜大学地域科学部 粕谷志郎 です。
    現在、アスコン(アスファルトに鉄鉱スラグをまぜたものか?)からの砒素溶出に関わっています。アスコンの含有、溶出も検出限界以下か、低量ですが、表面が茶褐色に変色した個所をくりぬくと、基準を超える溶出が見られます。鉄酸化菌が砒素の酸化もでき、可溶性のある5価の砒素を産生していると見ています。うまく証明する方法はありませんでしょうか。鉄酸化菌の分離同定とか。

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    1. コメントありがとうございました。
      きちんと理解できていないかもしれませんが、非生物的酸化ではなく微生物が関わっているということでしょうか。
      これまでに亜ヒ酸酸化菌は分離されていますし、鉄酸化物がヒ酸の動態に関わることはいくつか論文があるかと思いますが、亜ヒ酸酸化能を持つ鉄酸化菌がいるかどうかは、不勉強で申し訳ありませんが読んだことはありません。
      もしそうであれば、その可能性がある菌を分離し、鉄酸化能と亜ヒ酸酸化能を調べるしかないかと思います。

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